引越し後の手続きについてのまとめ

水道・電気・ガスの手続きはどうするの?

引っ越した後に生活をするためには、ライフラインを通す手続きが必要です。

水道の場合には、インターネット、電話、FAXにて引っ越しをする数日前までに利用開始の手続きをしておきましょう。

電気は新居についてからブレーカーを上げれば使えるようになります。その際、ブレーカーの付近に「電気使用開始申込書」「電気使用開始通知書」というはがきがあるので、いつから電気を使い始めたのかを記載してポストに投函します。はがきがないときには電力会社に問い合わせます。

ガスは都市ガスの場合にはインターネット、電話で開栓をしたい希望日時を伝えて、係員が来るのを待ちます。ガスについて使用上の注意や支払い方法などの説明を受けた後に、開栓の作業をして確認のサインか印鑑を押してガス機器の接続をすれば使えるようになります。

 

役所で必要な手続きは?

引越した後に役所でするべき手続きとしては、同一市内であれば転居手続きの提出、市外であれば転入届の提出をします。用紙は役所でもらうことが出来ますが、インターネット上でダウンロードしたものを印刷して記入することもできます。窓口にて提出することになりますが、時間がないというときには郵送でも受け付けています。

住民票の移動は法律で引っ越しをした日から14日以内にしなければいけないと定められているので、引越し後は荷物の整理などで忙しいかもしれませんが、なるべく早くに手続きを済ませておくべきものです。

他にもするべき手続きとしては、印鑑登録の手続きや国民健康保険、国民年金、母子手帳、子供(児童)手当など社会保障関係の手続きをしていくことです。

 

免許証やナンバープレートなどの車関連の手続きについて

身分証にもなる運転免許証には正しく住所を記載していなければいけませんから引越しをしてからすぐに最寄りの警察署、運転免許試験場、運転免許更新センターにて、運転免許証記載事項変更届を提出します。

法律では、すみやかに住所変更の手続をしないと、1万円以下の罰金か科料ということになっているのですが、具体的な日数は決められていません。しかし、住所変更をしないことを警察に指摘される可能性がゼロではないのですから、なるべく早く手続きをしておきましょう。

運転免許センターであれば、警察署と違って土日でも受け付けてくれるところがありますから、時間を見つけて足を運んでおきましょう。

同様に車庫証明も警察署で変更しなければいけません。こちらは保管場所の変更から15日以内に届け出る必要があります。

ナンバープレート及び車検証に関しては、普通自動車は運輸支局、軽自動車は軽自動車検査協会に車検証や車庫証明 手数料納付書などの必要書類を揃えて手続きをします。

引越し時期はいつがいい?安くなるタイミングとは?

繁忙期と通常期について

それぞれの会社には忙しい時期とそうでない時期が存在し、それは引っ越し業者についても同様です。

引っ越し業者における繁殖期は、とにかく引っ越しの依頼がひっきりなしに入っているため、その時期に新たな予約を入れることは困難となります。反対に通常期はスケジュールが安定して余裕があるため、費用の見積もりの交渉や日程の調整が行いやすくなります。

特に始めて引っ越しを依頼する人などは、この繁殖期と通常期を理解しないまま計画を立ててしまい、結果的にスムーズに引っ越しが出来なかったり、費用が割高になったりします。そのため、前もって余裕のあるスケジュールを組んだり、費用を出来るだけ抑えるためにも、引っ越し業者における繁殖期と通常期の概念は必ず確認しておきましょう。

 

繁忙期と通常期の料金差は?

引っ越し業者における繁殖期は、卒業や新年度のシーズンである3月~5月、転勤が増える9月~10月あたりとなります。

この時期は料金を高くしても需要があるため、どこの引っ越し業者も料金を割高に設定します。反対に通常期においては、利用客の取り合いになるため料金が下がりやすく、また日程の調整にも柔軟に対応してくれるようになることが多いです。

一人暮らしを例に料金の差を考えてみましょう。一般的な引っ越しにかかる料金は繁殖期で5万円程度、通常期で3万円程度となります。

このように、単純に考えても2万円の差があり、これに様々なオプションを付加したり、引っ越しを行う人数や運ぶ家具が多かったりする場合、さらに差が出るでしょう。この点においても、繁殖期と通常期をしっかり意識して引っ越しのスケジュールを立てることが重要だと分かります。

 

土日よりも平日が安くなる?平日だと格安料金になるかも!?

繁殖期と通常期のどちらにおいても、やはり土日や祝日は需要が多くなるため、その分料金も高くなる傾向にあります。そのため、多くの引っ越し業者は土日や祝日の料金を高く設定することが多く、しかも忙しいため、日程の調整もタイトな場合が多いです。

一方で平日は通常料金か、それよりも安く設定している引っ越し業者が多いです。大手の引っ越し業者などは、平日の中でも特に安くなる特別の日を設けているところもあり、それはそれぞれの引っ越し業者のカレンダーで確認することが可能です。

土日や祝日はただでさえ利用客が殺到する上、料金も割高になるため、あえて平日を休みにし、そこを狙って引っ越しを行う人も多いです。その場合は、前もって余裕のあるスケジュールを組んでおき、当日スムーズに引っ越しを行えるようにしておくことが大切です。

さらに引っ越しの費用を安く抑えるためには、それぞれの引っ越し業者のカレンダーなどを確認することで、特別料金などが設定されている日を選ぶと良いでしょう。